昨夜、23時前に布団に入り、眠りにつくのを待っていたところ、突然スマホからけたたましいアラーム音が鳴り響きました。
驚いて飛び起きて画面を見ると、緊急地震速報。
その直後、家が激しく揺れ始めました。
揺れはすぐに収まらず、ガタガタと大きな音を立てながら長く続きました。
体感として長く感じただけなのか本当に長かったのか分からないけど、「まだ続くの?」と思うくらい揺れが止まりませんでした。
普通の地震とは違うと感じ、服を着て避難準備をしようとしたものの、揺れが小さくなってきたため、また布団に戻りました。
しかし安心する間もなく、今度は津波警報のアラーム。
外ではサイレンも鳴り響き、夜中の空気が一気に緊迫しました。
幸い、私の家は海から離れており津波被害の心配は少ない地域です。
ひとまず布団に入り直し、スマホで状況を確認しながら様子を見ていました。
気象庁のホームページの情報によると、函館市は震度5強。北海道の中でも最大の揺れだったようです。
ただ、現在の函館市は市町村の合併により範囲が広くなっていて、震度5強を観測したのは泊町というところで、昔からの市街地は震度4だったとのことでした。

揺れそのものも十分怖かったのですが、それ以上に忘れられないのは、家全体が軋むように響いたあの「ガタガタ」という音です。
まるで家が壊れるんじゃないかと思うほどの音と揺れの中、私はただパジャマ姿のまま固まりながら、
「今すぐ逃げるべき?それともまだ様子を見るべき?」
その答えの出ない問いが、頭の中をぐるぐる回り続けていました。
もしこの寒さの中、夜中に避難しなければならなかったらと思うと気が滅入ります。
今回は物が倒れたり壊れたりすることもなく、揺れも収まってくれたので本当に良かったです。
今日の朝ニュースを見たところ、函館の津波は予測1mに対して実際は30cmほどで、特に大きな被害は報告されていませんでした。
「備えって本当に必要?」が「絶対必要」に変わった瞬間
今回の地震で強く感じたのは、やっぱり 「備えは本当に大切だ」ということ。
よく聞く言葉だけど、今回の出来事でその意味を身をもって理解しました。
準備していないと、人はほとんど何も持たずに逃げることしかできません。
今回のような場合、せいぜいパジャマの上から何か羽織るくらいが限界です。
たとえ建物の倒壊から無事に逃げられたとしても、外は氷点下。
そのまま長時間過ごせる保証なんてありません。
寒さで体力を奪われ、凍傷や低体温症になる危険だって十分あります。
「生き延びたあとに危険が始まる可能性がある」という現実を、私は今回の地震で初めて強く意識しました。

だからこそ――
- 必要なものを、すぐ手に取れる場所に置いておく
- どのルートで避難するかを決めておく
こうした備えを日常の中でちゃんと考えておくことが、どれほど大切かを痛感しました。


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