北海道車中泊の旅5日目 雨の中憧れの日本海オロロンラインをひた走る

2024年7月7日日曜日
・走行距離:139.4km
道の駅 ロマン街道しょさんべつ – こうほねの家

・使ったお金:2,110円
 ~内訳~
 食費 1,400円(ジンギスカン定食)
 ガソリン 0円(0L )
 その他 200円(トナカイの餌)
 風呂510円(豊富温泉ふれあいセンター)

今日はサロベツ湿原を見て、あとはどうしようかな。

なんにも考えていない。

今回も寝床は行き当たりばったりだ。

こういうのっていいよな。

ホテル探して、予約してって面倒だからその手間がないというのはすごく有難いよ。

あと、宿代浮くのも本当に助かるわ。

目次

行き当たりばったりな雨のドライブ

ずっと降り続いていた雨は朝になっても降り続いたまま。

一縷の望みをかけて雨がやむのを待っていたけど一向に止む気配はない。

このままボーッと待っていても時間が勿体無いから諦めて出発することにした。

初山別の道の駅はトイレが暗いけど清潔で、静かで景色も開けていて良かったな。

豊岬金毘羅宮 荒ぶる波に立ち尽くす姿がかっこいい

朝、ネットでいろいろ調べていたら、この近くに金毘羅さんの鳥居があるみたい。

夕日に照らされた写真が神々しくて見に行くことにした。

残念ながら雨は止まず、海も荒れていて薄暗いし、おどろおどろしい感じすらある。

荒ぶる波の中立ち尽くす鳥居の姿はある意味ダークな神々しさがあったかも。

豊岬金毘羅宮 鳥居

海の中に鳥居があるのって初めて見たな。

四国の金比羅さんに由来があるらしく、一昨年香川行ったけど、金毘羅さん行こうか迷ったことを思い出した。

結局行かなかったんだよな。いつか行きたいな。

オトンルイ風力発電所 使徒、襲来!?

特に急いでいるわけではないので、ゆっくりのんびり、景色を楽しみながら車を運転していたら、何台もの車がすごいスピードで追い越していった。

日本海オロロンライン

この真っ直ぐに伸びた道路だったら、そりゃあスピード出したくなる気持ちも理解できるよ。

でも、みんないったい何キロで走っているのかな。

100キロ近くは出しているんじゃないかな。

最高速度が60キロだから、40キロオーバーで警察に捕まったらどうなっちゃうんだろう。

何日か前に取り締まりしているのに出くわして、そういうの見ちゃうと法定速度守っちゃうよね。

捕まって罰金払うのも、ゴールド免許の特権無くなるのも嫌だし。

あと、ひやっするのも嫌だからな。

なんて考えながら車を走らせていると、風力発電が見えてきた。

ちょうど、駐車場があったので、車を止めて写真を撮る。

オトンルイ風力発電所 風車

車中泊のYoutuberの方がこの風力発電の風車を見て、エバンゲリオンの使徒みたいって言ってたけど、私も実際見て「確かに!」って思った。

使徒が地球に襲来したみたいだな、なんて興奮すらしてしまったんだけど。

で、ネットでどの使徒に似ているのかなと思って調べたんだけど、どれも似ているのいなかったよ。

強いて言えば、第3使徒「サキエル」なのかな?

比べてしまうとそんなに似てないんだよな。

エバンゲリオンだって、興奮していた自分が恥ずかしくなってきた…。

サロベツ湿原センター 過ちを知り、それを改めること

ここらへんは利尻礼文サロベツ国立公園の中で、まわりの景色を眺めながらのんびり車を走らせる。

そして、サロベツ湿原センターに到着。

なんかだんだん、雨の勢いが弱くなって灰色の雲も薄くなってきたぞ。

センターの説明書きに、エゾカンゾウの当たり年というものがあるらしく去年と一昨年は当たり年だったみたい。

で、3年連続の当たり年とはならず、今年はあんまり花が咲いてなかった。

エゾカンゾウの花

1970年代から2000年代にかけてここいら一帯で燃料や肥料を製造するために「泥炭」を採掘していたそうだ。

でも、後にその泥炭の採掘が湿原を減少させる原因になっていることが判明した。

泥炭ってスポンジみたいに水分を保持する役目を果たしていてそれが湿原を作りたくさんの動植物が生息できる環境を作っていたみたい。

左の沼が多分泥炭採掘跡地

原因が分かってからは泥炭の採掘をやめ、湿原を守るために手を尽くしている。

昨日は人間は欲深いって思ったけど、地球の環境を復活させようと何か行動を起こせることは人間にしかできない。

自分らの過ちに気づき、全力で元に戻そうとする人間ってほかの動物とは違うよな。

地球の環境を良くも悪くもできる力を人間は持っているわけで、なにか特殊な生き物ではあるよな。

トナカイ観光牧場 唇の柔らかさを感じて

まだまだ時間があるので、トナカイ観光牧場というところが近くにあったので行ってみた。

トナカイ牧場の他にレストランも併設されていた。

このレストランのある建物を通り抜けトナカイのいる広場の方へ。

トナカイ牧場

ツノがすごく立派。

トナカイの餌があるみたいなんだけど、この広場にはなくて、もう1回レストランのある建物に戻らなきゃいけなかった。

200円でエサを購入。

最初気づいてもらえなくて、エサを持ってますアピールしてやっと来てくれた。

エサをねだるトナカイ

トナカイって、歯ないのかな?

そんなわけないよね。

すごい、手が涎だらけになったけど、まったく噛まれるってことはなかった。

すごく楽しかった。

豊富温泉ふれあいセンター 石油が浮かぶ温泉

やっと完全に生理が終わり、風呂にはいれる。

近くに珍しい温泉があるので行ってみた。

豊富温泉ふれあいセンターというところで、お湯は石油みたいなにおいがして、油膜が浮いている。

確かにこんな温泉初めてだ。

今までの温泉とは異質すぎる。

アトピーとか皮膚疾患にすごい効力があるらしく湯治用のぬるめのお風呂も別にあるくらいだから、定期的に通っている人も多いんだろうな。

一回入ったぐらいでは効果はわからなかったけど。

いつも水風呂で体を冷やしてからあがるんだけど、ここの温泉は水風呂が無くて温泉出てからも汗がだくだくでそれが嫌だったな。

併設されている食堂のメニューで鹿のジンギスカンがあってお値段も990円とお安くそれを楽しみにしていたのに、私が行ったときは売り切れていた。

私は夜の時間帯の16時に合わせて行ったんだけど、鹿のジンギスカンはランチの時間には売り切れてしまうんだと思う。

仕様が無く普通のラム肉のジンギスカンを頼んだけど、値段は1400円でお高く味も普通だった。

味付ジンギスカン ライス付

風呂上がりで汗だくだくで煙浴びながら肉焼かなきゃいけなかったから、あんまり楽しめなかったな。

ご飯食べた後に温泉入ればよかったかな。

こうほねの家 孤独な車中泊

この豊富温泉ふれあいセンターの横に観光案内所の「湯の杜ぽっけ」があり、ここでも車中泊ができるみたいだ。

ここのトイレはすごい綺麗だった。

ここで車中泊するか迷ったけど、まだ時間が早かったので、「こうほねの家」まで行くことにした。

「こうほねの家」は18時には閉まるんだけどトイレは24時間使える。

どうやら今日の車中泊は私一人みたい。

こうほねの家 駐車場/翌朝撮影

逆に車は6~7台ぐらいしか止められないからほかに車中泊する人がいたら、それはそれで怖いよな。

最初トイレには電気がついてなかったんだけど、18時に管理人の人が来て、建物の施錠をしてトイレの電気をつけて行ってくれた。

ただ、男子トイレは全部電気がついて明るいんだけど、女子トイレは洗面所のほうしか電気がついて無くて、トイレの個室があるところは暗かった。

トイレはきれいではあるんだけど、来る人が少ないっていうのもあるせいか毎日は掃除していない感じだった。

でも、静かでゆっくり寝れた。

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