北海道車中泊の旅2日目 余市で宇宙とウィスキーについて学ぶ

2024年7月4日木曜日
・走行距離:158.5km
美国漁港海岸緑地広場 – 道の駅うたしないチロルの湯

・使ったお金:4,033円
 内訳 食費 1,436円
    ガソリン 2,097円(12.96L)
    その他 500円(余市宇宙記念館入館料)

物凄い雨の音で目が覚めた。

時間をみると5時を過ぎていて、朝までぐっすり眠れたようだ。

今日は余市に行くことは決めているけどそこから先は未定。

「ここに行かなきゃ」っていうのもきついけど、どこに行こうかわからないのも辛い。

富良野方面行くか?オロロンラインを北上するか?

どうしよう?

目次

初めて車内でご飯を炊く

30~40分もすると雨の音が小さくなった。

今のうちにトイレに行っておこう。

こんな大雨だとトイレ行くだけでびしょ濡れになっちゃう。

これが車中泊の面倒なところだよな。

昨日、ほとんど食べていないせいかお腹がすいた。

固形燃料とメスティンでご飯を炊く。

固形燃料でご飯を炊く

家で一度試したけど、蓋の上に重し代わりに置いた500mlの水が同時に沸くかは試していない。

今、熱いコーヒーが飲みたくてたまらない。

うまくご飯が炊けて、水も熱くなってほしいな。祈る気持ちで見守った。

ご飯はうまく炊けたのは予想通り。

お湯はどうか?

炊きたてのご飯

よかった!!

しっかりと熱い!

ごはんとインスタントのスープの朝食だけどやけにおいしく感じた。

コーヒーもめちゃくちゃおいしかった。

いつも家で飲んでいるのを持ってきたのに、どうしてこうもおいしさが違うんだろう。

過去の事故と過去の人物の生き様に心揺れる

出発するころには雨はすっかり上がっていた。

ここが初めての車中泊場所でよかったな。

とても静かで、トイレもきれいで快適に過ごせた。

ありがとう、美国漁港海岸緑地広場。

30年前の痛ましい事故を思い出す

ちょっと走らせると駐車場があって、なんとなくそこに立ち寄った。

セタカムイの岩

少し奥に進むと石の像があって、よく見ると豊浜トンネル崩落事故の慰霊碑だった。

1996年の事故で、この事故のことをよく覚えている。

テレビで、生き埋めになった人を助け出すために崩壊したトンネルを掘りだす様子をずっと見ていた。

真冬の悪天候の中での作業でなかなか土砂の掘り出しが進まずもどかしい思いでテレビに釘付けだった。

結局、20人全員死亡でつらかったな。

30年近く昔のことだけど、知り合いが巻き込まれたわけでもないのにすごいショックだし今でもはっきりその当時のことを思い出せる。

それぐらい痛ましい事故だった。

余市宇宙記念館 宇宙ってすごいな!

積丹半島を抜け、余市町へ到着。

まずは道の駅スペース・アップルよいちに併設されている、余市宇宙記念館に行った。

余市町は宇宙飛行士毛利衛さんの出身地だそうだ。

毛利さん

入場料500円で、ちゃちいけど3Dシアターやプラネタリウムとか体験型のものもあって、値段の割には楽しめたかな。

国際宇宙ステーション

SF映画大好きだから、さらに宇宙へのロマンが広がったよ。

歴代の日本の宇宙飛行士の方たちの経歴が展示されていたんだけど、あんまり共通点がないんだよね。

みんなすごい経歴ではあるんだけど、これをやったら宇宙飛行士になれるっていうのがよくわからなかった。

そうなると、宇宙飛行士を目指して、実際になれるってなんかすごいなって思った。

多分、この人たちはたまたま今回宇宙飛行士だっただけで、それ以外にもなりたいと思ったものにはどんなものでもなれるを能力を持っているんだろうな。

ニッカミュージアム 信念と愛の強さに感動

次はニッカウヰスキーの美術館へ行った。

最初歩いて行こうと思ったんだけど、工場の入り口は近いんだけど美術館は割と距離があるので車で行くことにした。

工場見学行きたかったんだけどな、予約制でかなり前から予約入れないと無理な感じだった。

でも、美術館だけでもかなり楽しめた。駐車場代も入場料も無料だし有難いよ。

ニッカミュージアム

ニッカウヰスキーの創業者の竹鶴さんと奥様のリタさんの信念の強さには尊敬の念しかない。

1918年当時、海外に行くには船しかなくしかも命がけ。

そんな時代にウィスキーの製法を学びたいとスコットランドへ渡る竹鶴さん。

そして、スコットランドから日本に渡り文化や価値観の違いを乗り越えながらも竹鶴さんを生涯にわたって支えたリタさんの愛に感動した。

日本のウィスキーの父 竹鶴政孝

どうしたらこんなに強い信念を持つことができるんだろう。

今さらながら連続テレビ小説「マッサン」を見たくなったよ。

ニッカウヰスキーのニッカってどんな意味があるんだろうって思っていたら、当時の会社名の大日本果汁株式会社の略だった。

ウィスキーの熟成には5年はかかるからその間、余市の名産のリンゴでジュースを作って売っていたらしくその時の会社名を短縮しただけだって。

日果→ニッカ

アイヌ語かなんかで面白い意味があるのかなって漠然と想像してたけど、あまりにもシンプルな理由すぎて拍子抜けした。

今日はどこで車中泊しよう?

その後はスーパーで弁当や水などを購入、ガソリン入れて、とりあえず築港臨海公園に行ってみた。

この公園は18時には駐車場の入り口が閉まってしまうけどその前に入ってしまえば車中泊できるらしい。

実際どうなのかはわからないけれど。

車内で弁当を食べながら考えたんだけど、まだ時刻が早すぎるのと、トイレが汚くはないけどきれいというわけでもなくなんか雰囲気が落ち着かなくてここはやめておこうと思った。

生協で買った弁当

で、いろいろ調べて、道の駅うたしないチロルの湯に行くことに決めた。

今から行けば18時ぐらいに着くし道の駅が閉店した後でちょうどいいから。

途中札幌市に入ったんだけど、やっぱり混むんだね。

ここまで来るのにずっと北海道らしい道路でスムーズに流れてたのに札幌市に入った途端走っては止まりになってしまった。

いつまでこんな状態が続くのか不安になったけど、札幌市抜けたらまた北海道らしい道路になってスムーズに走れた。

江別市 北海道らしい道路

18時過ぎにチロルの湯に到着。

すごい広い駐車場だけど、そんなに車も止まってなくて、トイレもめちゃくちゃ綺麗でここは当たりだと思った。

温泉もすぐそこだし。行きたいな。でも生理がね。

濡れタオルで体をふいて我慢した。

ここの道の駅は山の中にあって、すごい静かで快適だ。

落ち着くよ。

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