【宿泊記】うずら温泉 四季の宿に泊まってみた|快適な部屋と50代には重かった夕食の正直レビュー

今回は北海道厚沢部町にある「うずら温泉 四季の宿」に宿泊しました。
予約はヤフートラベル
を利用し、一泊二食付きで7,670円
なお、素泊まりプランであれば、agodaなどでは5,000円を切る価格も見かけました。

実際に宿泊してみて感じたのは、
清潔で快適なお部屋と、うずら温泉の素朴で落ち着いた泉質
そして50代の私にはやや重たく感じた夕食です。

価格を考えると納得できる点も多く、
一方で年齢や食の好みとの相性は、事前に知っておきたいポイントだと感じました。

この記事では、「うずら温泉 四季の宿」の客室・温泉・食事について、
良かった点と気になった点を含め、正直な感想をまとめています。
これから宿泊を検討している方の参考になれば幸いです。

目次

清潔感あふれる快適なお部屋と、素朴でちょうどいい温泉

まずは宿の「ハード面」から。
ここは文句なしに満足度が高かったです。

お部屋

とてもきれいで、使い勝手も抜群。
トイレ・シャワーはもちろん、加湿機能付きの空気清浄機、電気ポットまできちんと完備されていて、滞在中に「足りない」と感じるものはありませんでした。
余計なストレスが一切なく、静かに過ごせるのはポイント高いです。

館内の移動

宿自体がこぢんまりしているので、お風呂もレストランもフロントも、階段を降りればすぐ。
この「移動の少なさ」は、想像以上に楽でした。ただしエレベーターはありません。
口コミでも見かけましたが、足腰に不安がある方は階段の上り下りが少しネックになるかもしれません。

温泉

口コミで「お湯が熱い」と聞いていたので、内心ちょっと身構えていましたが、実際は40度前後といったところ。
私にはちょうどよく、ゆっくりのんびり浸かれる温度でした。
派手さはないけれど、素朴で落ち着く温泉です。

50代の胃袋には「試練」だった夕食

今回の滞在で、いちばん印象に残ったのが夕食です。

結論から言うと、
「20代なら大喜び、50代にはなかなかの修行」という献立でした。

揚げ物と濃い味のオンパレード。
一つひとつの味は悪くないのですが、とにかく脂っこく、味が濃い。

「私は濃い味も揚げ物も好きな人間だ」
そう信じて生きてきたのですが、この夕食で思い知らされました。
あれ、もう違うかもしれない。

年齢とともに、好みは静かに変わっていたようです。

サラダ的ポジションと思われるのは、たぶんエビマヨ。
ただし味付けはかなりこってり。
エビが3匹くらいなら「美味しい」で済んだかもしれませんが、10匹ほどあると話は別です。

そこにさらに揚げ物が2種類。
胃袋はすでに悲鳴を上げています。

せめてスープでリセットしたかったのですが、
具は玉ねぎのみ、そして揚げ物と方向性が似た味。
申し訳ないと思いつつ、スープは残してしまいました。

唐揚げもエビマヨも「残したい」という気持ちと戦いながら、なんとか完食。
ただ、豚の唐揚げだけはどうしても無理で、ここでギブアップ。
50代、正直です。

献立のバランス

全体的に「ありあわせを並べた」ような印象もありました。
肉とエビに全振りで、さっぱり系の逃げ道がありません。

八宝菜や青菜炒めなど、野菜料理が一品あるだけで、だいぶ印象は変わると思います。
その一点が、少し惜しかったです。

宿には電子レンジもあり、部屋には電気ポットもあります。
次に泊まるなら、夕食は持参という選択肢も大いにアリだと思います。…。「夕食、つけなきゃよかったかも」という後悔と共に、あまりの濃い味付けにのどがカラカラで水をがぶ飲みする夜となりました。

朝食と、最大の救いだった「トマト」

翌朝の朝食は、オーソドックスな和食でした。

ご飯と味噌汁はおかわり自由。
食後にはレギュラーコーヒーもいただけます。
コロッケと鮭は、とても美味しかったです。

ただし、ここでひとつ既視感が。

味噌汁の具が、昨夜のスープと同じ「玉ねぎ」。
一口飲んだ瞬間、前夜の記憶がよみがえり、軽く胸やけ予報が出ました。

そして、最大の救い。

トマトです。
夕食でも朝食でも添えられていたトマトが、信じられないほど美味しく感じました。

これほど「さっぱりしたもの」を心から欲した経験は、人生でもそう多くありません。
トマトに救われる朝。50代、実感しました。

温かな「人」のおもてなし

食事については少し辛口になりましたが、
スタッフの方々の対応はとても気持ちの良いものでした。

フロントの方も、レストランで対応してくださった方も、皆さん親切で感じが良い。
そのおかげで、最後は穏やかな気持ちで宿を後にすることができました。

これから宿泊される方へ

「うずら温泉 四季の宿」は、静かにゆったり過ごしたい方には、とても良い宿です。
ただし、食事のボリュームと味付けはかなりパワフル。

特に50代以上で「食事はさっぱり派」という方は、
夕食なしプランを選ぶか、事前に内容を確認するのが、この宿を最大限に楽しむコツかもしれません。

おまけ:50円の揚げパンと、昨日の夜の記憶

うずら温泉から車で15kmほど、江差方面へ走ったところに「あすなろパン」というパン屋さんがあります。

パンの値上がりが当たり前になった今日この頃、ここは時間が止まったかのようなお店。
ほとんどのパンが100円前後、そして驚きの揚げパンは50円です。

サイズはやや小ぶり。
しかし一口かじると、香ばしい油のコクと砂糖の甘さがちょうどよく、
「これで50円?」と思わず確認したくなる美味しさでした。

ただし、ここでふと冷静になります。

1個だから、めちゃくちゃ美味しい。
でも、
「これを今から5個食べなさい」と言われたら……正直、ちょっとつらい。

その瞬間、頭をよぎったのは、
前日の夜に格闘した唐揚げとエビマヨの記憶。

美味しいものにも、適量というものがある。
そして50代の胃袋は、それをとても正直に教えてくれます。

揚げパンは1個で幸せ。
それが今の自分には、いちばんちょうどいい楽しみ方でした。

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