2024年7月12日金曜日
・走行距離:125.5km
道の駅 パパスランドさっつる ~ 羅臼温泉野営場
・使ったお金:13,459円
~内訳~
食費 545円
ガソリン 2,307円(13.19L )
観光費 6,800円(来運神社お賽銭、駐車場代、知床クルーズ、車中泊利用料)
その他 757円(かゆみ止め薬、燃えるゴミ袋)
風呂 100円(熊の湯)
お土産 2,950円
今日は朝ゆっくりして8時過ぎに出発した。
「早く進まなきゃ」って気持ちにならないように、もっと気楽に瞬間瞬間を楽しもうと思った。
急ぐ旅ではないんだから。
こんな風に自由に旅を楽しめる特権を満喫しないと。
ただ、旅しているといつもお金に対する不安が胸をかすめて気分が落ち込む。
今までお金がなくて困ったことはないのにどうしてこの不安から解放されないんだろう。
斜里町で知床へ行く準備をする
結局今日は知床に向かうことにした。
もしかして自由過ぎることに不便を感じているのかな?
来運公園 湧水を汲む
まずは湧水を汲みに行く。
ずっと、2リットルのペットボトルの水を購入していたんだけど、空になったペットボトルを捨てる場所がなかなかないんだよね。
だから、その空のペットボトルに水汲めないかなと思って、湧水の出るところを探していた。
GoogleMapで「湧水」で検索すると、ちょうど近くに来運公園というところがありそこで来運の水という湧水がくめるらしい。
水汲み場の少し先に神社があり、そこでお参りをした。
「運を呼ぶ」神社に水をもらうことを伝え、旅中何事もないようにお願いした。
それから、空のペットボトルと水筒に水を入れた。
斜里岳に降った雨水が湧水となって出てきたお水。
水を買う必要もないし、ごみも出ないしすごく助かるよ。
この先水を買う必要はなく、無事に家にも帰れたし来運神社のおかげだ。
ニハチ食品の鮭とばと天に続く道
水を汲んだらニハチ食品直売店へ。
Youtubeで鮭とばが安く買えると紹介されていた。
掌にのるサイズで1つ300円。
スモークとか、塩味とかいくつか味があったけどあんまり違いは感じられなかったな。
鮭とばをつまみながら車運転してた。
家帰ってから、皮付きの鮭とばを火であぶってマヨネーズつけて食べたらめちゃくちゃおいしかった。
皮が美味しいんだよね。
また行く機会があったら、皮付きの鮭とば、お店にあるの全部買ってこよう。
斜里町で、ガソリン入れたり、食料買ったりしてから、天に続く道のスタート地点に向かう。
途中道間違えてUターンしたりして大変だったけど、何とかたどり着けた。
外国人観光客も結構いて、熱心に写真撮ってたな。
有名なのかな?
ネーミングが素晴らしいと思う。
本当にその道の先が天に続いているみたいだもん。
地の果て知床半島へ
いよいよ知床へ向かう。
直前まで行くか迷ってたからぜんぜん下調べしてない。
とりあえず道の駅うとろ・シリエトクを目指して車を走らせる。
オシンコシンの滝と三段の滝
途中、オシンコシンの滝と三段の滝によった。
オシンコシンの滝、すごいな。
豊かな自然を感じさせてくれる。
三段の滝は一段目と二段目が木々に覆われて全体像が見えなくてオシンコシンの滝のような迫力はなかった。
じわじわと知床に来たぞっていう気持ちが湧いてきてワクワクしてきた。
道の駅うとろ・シリエトクとプルぺの滝
1時間ほどで道の駅うとろ・シリエトクについた。
思った以上に人でいっぱいで車止めるスペースを探すのも大変なぐらい。
知床世界遺産センターも併設されていて知床に住む野生動物のどでかいパネル写真とともに紹介されておりおもしかった。
次は知床五湖に行きたかったんだけど、熊の目撃情報がありこの日は臨時休業になってしまった。
あとはカムイワッカの湯の滝とかも行きたかったけど、予約が必要みたいで諦めた。
なので知床クルーズしかなくて、その時間までしばらく時間があったのでまずは知床自然センターに行き、フレペの滝を見たり周囲を散策した。
熊が出る可能性があるということで、最初は警戒して手をたたいて音を出しながら歩いたりしてたけど、途中から普通に歩いていたな。
知床に入ってからジャスミンみたいなにおいが感じられて、何の植物だろうって思っていろいろにおいをかいでみたんだけど、見つけられなかった。
不思議だな。
いろんなところでこのにおいがするんだよ。
すごくいい匂いなんだけど。なんの匂いなんだろう?
残念に終わった知床クルーズ
のんびりしていたら、もう知床クルーズの時間になってしまい、急いで発着場所に向かった。
駐車場が有料なんだよね。400円取られた。
失敗したな。わかってたら道の駅に停めてから歩いて行ったのに。
クルーズも何種類かあって、ここは奮発して6,000円のコースにした。
ルシャまで行くコースで熊が見れる確率が高いらしい。
ワクワクの中出発。
断崖絶壁に沿ってのクルーズで、さっき遊歩道から見たプルぺの滝や洞窟など観ながらルシャに向かって進んでいく。
鷲がいて感動。
でも、途中で天候が急変するとのことでルシャまで行かずに引き返すことになってしまった。
しばらくすると黒い雲が空を覆い始め風が出てきて気温も下がり雨が降ってきた。
出発する時は晴れていたのに…。
引き返す帰りに親子連れの熊がいたらしいんだけど、私は見つけられなかったな。
探すのに一生懸命で写真撮ってなかったんだよね。
適当に撮って、あとから写真を拡大して探せばよかったってすごく後悔した。
返金とかないのかななんて思ったけどまったくなかった。
これだったら3,500円のカムイワッカの滝までのクルーズにすればよかった。
船を降りたころには大分雨脚は弱まっていたからなおさら残念な気持ちだった。
突然の霧に包まれた知床峠と羅臼温泉野営場
今日はもう寝床に移動しよう思い羅臼温泉野営場に向けて出発した。
軽い気持ちで向かったんだけど、羅臼からウトロに通じる峠道で私の車だと登りがぜんぜんスピードでなくて、アクセルベタ踏みでも30㎞もでない。
後続車がイライラしているのが伝わってきたけどくねくね道で車寄せる場所もないし…。
クルーズ船降りてからいったん雨はやんでたんだけど、みるみる霧が立ち込めてきてあっという間にあたり一面霧に包まれてしまった。
視界が2~3m先ぐらいしか見えなくて、車を走らせるのが怖かったよ。
登りが終わり、下りに差し掛かったところで霧が晴れてきて、野営場に着くころには日差しも出てたくらい。
天気の急変に地の果て知床を感じた。
野営場はトイレは古いけどちゃんと清掃されていて、管理人さんがいるのも安心感がある。
ごみも有料のごみ袋を購入すると捨てられてすごく助かった。
近くに熊の湯温泉がありそこにお風呂に入りにいった。
そしたら、もろ地元のおばちゃんたちと一緒になってしまって針の筵状態。
怖かった。
お風呂から上がるタイミングも一緒になってしまって脱衣所でも緊張したよ。
お湯は熱めでおばちゃんたちがでかいホースで水入れて温度調整してくれたからある意味良かったのかな。
知床の地元の人と話ができて怖かったけどいい思い出。
この時期やたら熊の目撃情報や被害がテレビで報道されていたんだけど、そんなに熊ってよく見かけるんですかって聞いたら、
「生まれてから2回しか見たことない。」って言ってた。
私も10日ほど北海道を回ってきてそんなに野生動物を見かける機会ってないんだよね。
不思議だな。
何の下調べもしなかったおかげでもう羅臼まで来てしまったよ。
明日知床五湖に行きたいけどまたあのくねくね道を戻らないといけないと思うと気が進まない。
どうしようかな…。
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